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着付教室産地見学@結城 [着付け教室]

着付教室最後の産地見学で結城に行ってきました。

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まず最初に訪れたのは野村耕織物さん。

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このようなごく普通の民家で機織りが行われています。

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丸で囲った部分、これは縦糸を吊ってるんですね。腰で縦糸を調整し、横糸は抒(ひ)でしっかりと押さえてゆくわけです。このように地機で織ると糸にかかる負担が少ないとの事。

次に向かったのは湯通しの現場。結城紬は糸を補強するのにうどん粉の糊を使っていてお仕立て前にはこれを落とす為に湯通しが必要です。

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45度前後のお湯の中で一反々手で糊を落とします。

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その後、太陽の光が全体にまんべんなく当たるように干します。現在流行の色や柄の傾向を同業者に知られたくないとおっしゃっていたのでちょっと遠目の写真にしておきましょう。

このようなプロセスを考えると、結城紬の湯通しは多少金額がかさんでもやはり結城でやってもらったほうがいいじゃないすかね。

湯通しが済んだら機械で湯のしと検反を行います。
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お次は本場結城紬製造卸問屋である奥順さんの「つむぎ館」へ。

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こちらはNHK朝の連続テレビ小説「鳩子の海」に使われた家屋だそうです。

どこをどうひっくり返してもお金がないので、この後の頒布会も無事クリア。何はともあれ本物を現場で見るって勉強になります。


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春の落語会 [着物で外出]

ブログ仲間のはつきさんにお誘い頂き、はつきさんのお友達tajineiさんと共に3人で「新ばし金田中」での柳家三三師匠の落語会に参加。

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新橋演舞場の真横にある「金田中」は「新喜楽」「吉兆」とともに日本三大料亭と呼ばれる老舗料亭だそうで、映画「わが心の歌舞伎座」の中で菊五郎が「七代目襲名のお話は『金田中』の2階に呼び出され、、」と言ってましたが、一見さんの庶民が入れる場所ではないワケですね。

そんな料亭のお座敷での落語鑑賞って非常に贅沢。三三師匠の表情をすぐ近くで見られることや、アンプラグドなわけだから細かな音までナマで楽しめるというのも勿論、まるでお座敷遊びをしているようなセレブ感がまた格別!心が豊になる贅沢っていいよな〜。

演目(って言うのかな?)は「二番煎じ」「不孝者」の二席で「二番煎じ」の方は以前雑誌に連載されていた記事で読んだ事のある話で、フルに聴く事ができて感激。三三師匠の話はテンポがよく、舞台となる江戸っ子のおかし味にニンマリ。そして、ここぞと言う時にはゆっくりと観客を掴みにかかるテクが素晴らしい。し〜んと張りつめた空気の中、喉を鳴らして飲む酒の旨そうな事と言ったら、、。

三人とも見終わって「とにかく酒だ、酒!」とまだ明るい銀座を徘徊、笑。「金田中」の後としてはギャップの比較的少ない割烹風の料理屋にて冷酒で乾杯してホッとひと息。

しかしまだ何んかモノ足りないと言うか、夜回りの合間に番小屋で猪鍋つつきながら飲む燗酒とは違う気がしして、皆さんと別れた後は下北沢で夫と合流して葱間鍋に燗酒で飲み直しだい!

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その後は鮨屋で鉄火巻きも食っちゃうよ、笑。

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この日は落語って事で迷わず無地の紬を着たんだけど、待ち合わせ場所に行くとtajineiさんは落ち着いたブルーの小紋に帯はおしゃれな角出し、はつきさんは鮮やかさがお顔に映えて華やかな薄いイエローの小紋と、あれ?そうか料亭だから柔らかモノか〜〜!!と大汗。

帯はお得意の枝垂梅で、こちらはお座敷に飾ってあった掛軸と同じだったので正解だったかな、と、ひと安心の巻でした。

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人形浄瑠璃文楽二月公演 [着物で外出]

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<第二部>

 菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)
    道行詞甘替
    吉田社頭車曳の段
    茶筅酒の段
    喧嘩の段
    桜丸切腹の段

<第三部>

 義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
    渡海屋・大物浦の段
    道行初音旅


 (主な出演者)

竹 本 住大夫
竹 本 綱大夫
鶴 澤 寛 治
鶴 澤 清 治
吉 田 簑 助
吉 田 文 雀

        ほか

連休初日、初めて文楽を観に行きました。演目は「菅原伝授手習鑑」と「義経千本桜」という歌舞伎ではお馴染みの作品。故に、歌舞伎との類似と相違を大変興味深く観ました。

初めて観たのでまだ手探り状態なんですけど、人形が生きている人間のように見えるのかと思ってたんですがそうじゃないんだなぁと。「人形」という独自の生命体に見えるんですよね。動かしているのは人間なんだけど彼らの意思とはまた別の意思を持っているような、、。切腹する桜丸の人形が、死ぬのを嫌がっているように見えたのは気のせいだろうか、、。

初心者の私でも「これは別物だ!」と感じたのは重要無形文化財保持者である竹本住太夫。彼がうたいだすと空気がはっきりと変わり、話に引き込まれる。圧巻です。

三部の千本桜は席が義太夫の真下に変わったってのも影響しているかもですが、竹本文字久太夫の語り口がいいと思いました。

この日都心では未明から雪が降り始め、夜にかけて積雪の恐れありとの天気予報だったので洋服で行くべきか着物で行くべきか、、とかなり悩みました。着物自体に関しては、裾をまくってコートを着てしまえば雨と同じなんですが問題は足下。積もってしまうと草履じゃ歩けない、多分。

草履カバーは滑るからあまりかけたくないし、近所の下駄屋に雪下駄を買いに行こうかとも思ったんだけど、なれない二枚歯の下駄で駅の階段を降りる自信ない。結局えいや!で濡れてもいいゴム製草履で出かけましたが、芝居が終わって外にでたら雪なんて跡形もないじゃん!あれこれ心配して損した。

とにかく寒かったんで長襦袢を正絹にしたんですけど、やっぱ違うわ〜。肌にピタッとすいついてじんわりあったかい。家の中でストーブつけてても寒かったんだけど、着物を着たら大変快適になりました。すばらしいよ、着物の温度調節機能は。

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着付け教室 第82回 [着付け教室]

4月にある教室の発表会である「着物ショー」に関する説明。
役割を決めたり着る着物を決めたり。私たちのクラスは花嫁の着付けなので、私は花嫁の仕事場の先輩という役割で訪問着を着る事に。

この日は赤のドット柄小紋に、一昨年着付け教室の催事で買ったけど、質感がなんとなく合わせにくくてあまり締めていない八寸の帯で。

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涙なくしては観られない [着物で外出]

『わが心の歌舞伎座』
監督:十河壯吉、撮影:柏原聡、音楽:土井淳

2013年の完成を目指して工事中である歌舞伎座で16ヶ月に及んだ「歌舞伎座さよなら公演」の模様を追ったドキュメンタリー。観てからずいぶんたってしまった、、。

私が歌舞伎座に通ったのはたかだか20余年だけど、とにかくもうあの姿を観ただけでなんか泣けてくる。華やかな舞台の裏に隠された古い巨大な迷路の如き歌舞伎座に棲む大勢の人々を見ていると、何故歌舞伎座という劇場があれ程の人を惹き付ける魔力を持っていたのかが分かる気がする。

映画の中ではさよなら公演の舞台が写し出されたんだけど、何度も思わず拍手しそうになりました。特にアップで捉えた吉右衛門丈の「熊谷陣屋」が秀逸。涙でドロドロになって絞り出される「16年はひと昔、 夢だ 夢だ、、」の悲痛さ。

そして「道明寺」で菅丞相を勤める仁左衛門丈が楽屋の床の間に掛けた天神様の掛け軸に自ら盛り塩をし、舞台前に居ずまいを正して拝む姿。忠臣蔵四段目の判官切腹で、客席からは見えない幕の内側に連なる家臣までもが平伏する姿。美術、音楽、衣装、床山といったたくさんの裏方さん達にも受け継がれてきた歴史。そういったことが舞台に厚みを持たせているのだ。

しかしこうやって次々に重鎮達の演技を繋いで流すとその特徴がハッキリ見えてきますね。もちろん自分としては松嶋屋贔屓ではあるのですが、好ましいとあらめて思ったのが菊五郎丈。

「粋(いき)に見せるには体力がいる」と語っておられたが、優雅な動きから一気にシャープに動いてビシっと止める。ってのが粋な江戸っ子の仕草に見えるんだと思う。取り上げた演目が「雪暮夜入谷畦道」だったので尚更なんだけど、傘の使い方とか実に粋でカッコいい!声もいいしね。あんな風に「江戸っ子」を演じられる役者って、現代のような生活様式の中でこの後でてくるんだろうか。

閉場式の模様ではあの時の事を思い出してまた涙。あんなに元気そうだった富十郎丈がよもや今は亡き人になっているとは思いもよらなかった、、。映画終了時には思わず拍手ですよ。

映画は東劇で観たんだけど、幕間があったり着物を着ている人が何人もいたりして良い雰囲気。劇場を出ると更地になった歌舞伎座が目に入り寂しさと期待が入り交じった気持ちになりました。

この日は結城紬にフリージアの帯で出かけましたが、写真は真っ黒ですね、笑
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