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未知の街 西荻窪 [着物で外出]

6月の始め、オープンして3日目の西荻窪にあるビストロ「organ」に、天気が悪かったのでしじらを着て出掛けました。

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こちらのお店は私が駒沢に住んでいた時よくお邪魔していた三軒茶屋のビオワイン&フレンチcafe「uguisu」の2号店。

uguisuは1人の飛び込み客だった私を実にスムーズに迎え入れてくれた店主・紺野さんの人柄とセンスの良さが息づくお店。堅実で美味しい料理とバリーション豊かなビオワイン、若くてフワッと温かいスタッフ、多様で魅力的な客層、とにかく刺激的で楽しいお店です。

当時住んでいたマンションから歩いて10分程の場所にあったので、一人の時にいつでもフラッと飲みに行けるところも大いなる魅力でした(近年は人気店となり、予約が必要)。

「organ」の方はビストロという事でuguisuよりも食事をする場所としての性質がより高まった感じです。相変わらずおしゃれな店内。ウォークインのセラーがカッチョいい。勿論お料理やワインも美味しいです。

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こんな店が近所にできたら速攻でチェックするでしょう。

一応立ち飲みカウンターがもうけてありますが、ちょっとスペース的に厳しいものがありますね(前の店に設置されていたものをアレンジしたので、、という事でした)。1人で行って飲むという雰囲気ではないのが非常に残念です。

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ですが、落ち着いて来たら紺野さんの事ですからきっと色々と工夫をこらし、お店がどんどん進化してゆく事でしょう。楽しみです。

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渋谷・コクーン 歌舞伎第十二弾 [着物で歌舞伎]

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『盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)』
串田和美 演出・美術

薩摩源五兵衛 実ハ、不破数右衛門  中村 橋之助
芸者妲妃の小万 実ハ、神谷召使お六  尾上 菊之助
船頭笹野屋三五郎 実ハ、徳右衛門倅千太郎  中村 勘太郎
芸者菊野  坂東 新悟
若党六七八右衛門  中村 国生
徳右衛門同心了心  笹野 高史
船頭お先の伊之助  片岡 亀蔵
富森助右衛門/家主くり廻しの弥助実ハ神谷下部土手平  坂東 彌十郎


コクーン歌舞伎は昨年に続き2回目の鑑賞。今年も昨年のようにラップミュージックを使ったり、最後はシュプレヒコールで締めるなどの古臭くてこっぱずかしい演出が飛び出すのでは、、という一抹の不安を抱えていたのですが、今回は歌舞伎にかなり近い構成を軸に、チェロをベースとした音楽や、進行のスピードアップなど現代的味付けを施した演出だったので、チャレンジという点では平凡なのかもしれませんが、現代劇苦手の歌舞伎ファンとして大変楽しめる舞台でした。

ただ、前半の二軒茶屋の場までがかなり早いので、源五兵衛(橋之助)が大事なご用金を使ってまで小万(菊之助)を身請けするという心理に実感が伴わず、お金を巻き上げる為に芝居を打った三五郎(勘太郎)と小万に対して「罪な事するな〜」という感情がいつも程沸いてこなかったかな。

見所のひとつである「五人切の場」は回り舞台を使って立体的に見せる演出がなかなか良かったすね。シーンとした月明かりの夜に、窓の外で息を殺している橋之助の姿はゾッとする程きれいでした。

長屋に越して来た「四谷鬼横町の場」前半の三五郎と小万の様子は人を騙してお金を巻き上げる芸者と色っていう(例えば菊五郎と時蔵のように)、世慣れた夫婦というよりラブラブの若夫婦に見えたのは若くて涼やかな勘太郎と美しく匂い立つような色気をまとった菊之助という、フレッシュなコンビが今だけみせられる雰囲気なのかもしれないですね。

そんな姿を見た後だけに、小万に襲いかかる源五兵衛の惨めさと悲痛な叫びがビシビシ伝わってくる殺しの場には思わず息を呑みました。裏切られた事以上にそもそも愛されていなかった事への悲しみが、菊之助の美しさにも反射して、いつもは割とスクエアな印象の橋之助をエロティックなまでに残忍で美しい男へと変身させ、思わず鳥肌が立ちました。

仁左衛門が残念そうに、吉右衛門が誇らしげに懐に入れた小万の首を、橋之助は気も狂わんばかりの激情につつまれながら愛染院に持ち帰り、机の上において食事をします。ザーザーと降りしきる雨の音が寂寥感をいやがおうにもかき立てますが、しかしこれだけの為に本水を使う必要はあったのか?コクーンで水を使わないと観客が満足してくれないって考えなのかもしれないけど。

最後の見せ場である勘太郎の切腹は強く凛々しくて華がありました。歌舞伎の切腹は刃を突き立ててから長々とセリフがあってナニだと思う事が多々あるのだけど、スカッと終わったのは好感。

オーラスは回り舞台を使い回想シーンを次々と見せてゆくのですが、この時も、最初から幻想的な雰囲気を作っているシースルーの幕が、ほんの少しの行き違いでメチャクチャになった人生が、全ては夢であったならと思わせるような一連の事件を効果的に見せていました。そのへんの見せ方や長く延びて行く格子の影などの照明効果に、チェロの音響も相まってか今回の演出は視覚的に映画のような雰囲気を強く感じました。

最終的に不破数右衛門として源五兵衛が赤穂浪士の列に加わるという下りは勘三郎のナレーションや勝鬨で表現されます。あんだけ盛大な人殺しも「お家の為」「仇討ちの為」って事で許されて、あっぱれで終わっちゃうのかよ!って事が歌舞伎ではよくあり、そういう不条理は当時の風潮を皮肉っていたんだろうけど、ま、現代ではいまひとつ納得できない部分。

それゆえ、今回は「愛」をクローズアップしたのでしょうか。ありがちと言えばありがちですが、江戸時代でも現代でも永遠である壮絶な「愛」の物語として、その切なさに涙した『盟三五大切』でした。

この日は雨だし、コクーンだしって事でテンション上がらずGパンで観劇。Gパン観劇、正直ラクであったと告白します。



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六月大歌舞伎 昼の部 [着物で歌舞伎]

昼の部


一、頼朝の死(よりとものし)

                 源頼家  染五郎
                 小周防  孝太郎
                畠山重保  愛之助
                  音羽  梅 枝
                榛谷重朝  種太郎
                藤沢清親  萬太郎
                別当快順  廣太郎
             別当慈円坊祐玄  吉之助
                別当定海  桂 三
                中野五郎  右之助
              小笠原弥太郎  友右衛門
                大江広元  歌 昇
              尼御台所政子  時 蔵


二、梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)

  鶴ヶ岡八幡社頭の場

                梶原景時  吉右衛門
                   梢  芝 雀
                俣野景久  歌 昇
              大名山口政信  種太郎
              大名川島近重  種之助
              大名岡崎頼国  米 吉
              大名森村宗連  吉之助
                剣菱呑助  由次郎
                飛脚早助  錦之助
                六郎太夫  歌 六
                大庭景親  段四郎


三、連獅子(れんじし)

        狂言師右近後に親獅子の精  仁左衛門
        狂言師左近後に仔獅子の精  千之助
               浄土僧専念  愛之助
               法華僧日門  錦之助


一、頼朝の死
頼家(染五郎)の苦悩ってのが実感として伝わってこない。ダメな若者が終始ぎゃーぎゃー騒いだり泣いたりしていて見苦しいと感じました。現代劇の一番苦手な世界満載。染五郎の演技が軽くて位が高く見えなかったところも敗因のひとつでは?

ニ、梶原平三誉石切
前回観た幸四郎の景時はあっさりしていて、で、手水鉢は斬れたんかい?!って感じだったのですが、さすがに当たり役だけあって吉右衛門の景時は魅力がありました。吉右衛門には人を信じさせるものがあるんだよな〜。この人に任せておけば大丈夫と思わせる余裕と無邪気さ。いざとなったら迷わず斬る冷徹さ。こんなリーダーが日本にいてくれたらね、と、思わずにはいられない。

三、連獅子
さて、今月のメインはもちろん仁左さまと孫・千之助くんが踊る「連獅子」。中村家のヘヴィメタ連獅子なんかを思い起こしてしまうとね、11歳という幼い千之助が無事舞台を勤められるのか?仁左さま、毛振り、大丈夫なんですか?という不安な気持ちをかかえつつ幕が開くの待ったワケなんですが、結果から言って、これがもうビックリするような舞台で感服しました。

と、いうのも千之助があまりにも上手いんですよ!!なんつっても11才の子どもですからね。大抵は振りを覚えるだけで精一杯というか、機械的に身体を動かしているだけの子どもが多い中、多少ぐらついたりする箇所はあるとはいえ、子どもとは思えないテクニックで観客を沸かせ、グッと溜めて決めるところはバシっと決めるという緩急を巧みに使い、子どもが唯一武器にする「かわいさ」ではなく芸で観客を掌握するという舞踊を展開。こういう才能は天性のもの。将来がハンパじゃなく楽しみになってまいりました!

先日のチャリティトークショーの際、父親を通り越して祖父との連獅子を自ら強く望んだという話を聞いてほほえましく感じていたのですが、そうじゃなかったのか、と。千之助は自分に自信があって、それで祖父との競演を望んだのかと気づきました。まだ2日目だというのに、それ程落ち着いて堂々とした舞台でしたね。

ちなみに仁左さまの親獅子は実に気品があり、今まで観たどの連獅子よりもストーリー性と父性愛を感じるものでした。年齢の差がそうさせたのでしょうが、興味深かったです。さすがに毛振りはシャンプーしているみたいで、台の上り下りにフラついたのにはハラハラさせられましたが。

この日はお召しに八寸名古屋で。

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暑かった5月 [着物で外出]

5月中旬の休日、どうしてそう思ったのか忘れたけど、なんとなく江戸っぽい雰囲気を味わいたい気がして浅草の「駒形どぜう」本店へ。

木綿の着物で行きたかったんだけどこの日は朝からとっても暑くって、木綿じゃ見た目が暑そう。かと言って絹物の単衣を着るのはなんか違う気がする。で、さんざんあれこれ迷った挙げ句、着付教室の先生から譲り受けたしじら(だと思う、多分)を着る事に。

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結果、軽くて涼しくてこれは使える!と。もう一枚阿波しじらを持っているんだけど、そっちは紺地のチェックで浴衣に近い。しじらも柄と色によるんだなって事が今回判明しました。

いやそれにしてもこの時期、着るものにこれ程悩まされるとは、、。来年は5月に着る着物をもう少し厚くケアーしなくては。

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「駒形どぜう」はいつも近いから渋谷店に行くんだけど、やっぱり本店はかっこいい!味は渋谷店とまっったく一緒ってのが当たり前といえば当たり前なんだけど、ちょっと驚きでした。

泥鰌の後はホッピー通りで一杯。

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暮れるか暮れないかという微妙な時間に飲むには最適の場所です。例年なら三社祭の祭礼で賑わっていたんだろうぁ。

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