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平成中村座 三月大歌舞伎 夜の部 [着物で歌舞伎]

一、片岡十二集の内 傾城反魂香(けいせいはんごんこう)

  土佐将監閑居の場

        浮世又平後に土佐又平光起       仁左衛門
              土佐将監光信       亀 蔵
              土佐修理之助       新 悟
              狩野雅楽之助       猿 弥
             又平女房おとく       勘三郎


二、六代目中村勘九郎襲名披露 口上(こうじょう)

                      勘太郎改め勘九郎
                           幹部俳優出演


三、曽我綉侠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)

  御所五郎蔵

               御所五郎蔵  勘太郎改め勘九郎
              星影土右衛門       海老蔵
                傾城逢州       七之助
                梶原平蔵       亀 蔵
                新貝荒蔵       男女蔵
                秩父重介       国 生
               二宮太郎次       猿 弥
               花形屋吾助       笹野高史
                傾城皐月       扇 雀
               甲屋与五郎       我 當


四、元禄花見踊(げんろくはなみおどり)

                元禄の衆       児太郎
                   同       虎之介
                   同       鶴 松
                   同       宜 生
                   同       国 生


中村座って観客ひとりひとりがハッキリ見えるんですよね。まさに人の間に役者が飛び込む感じがそれだけでワクワクする、最高の舞台効果となっています。どこから観ても役者の表情まで良く見えるし、ダイレクトに観客と舞台が呼応しあう小屋で、あまり歌舞伎を観ない人にもお勧めですね。

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ただ、外に撮影スポットがいまひとつ無いんですよね〜。とりあえず一枚記念写真。黒の結城に紬地の桜柄洒落袋で。しかしこの洒落袋は芯が無いし紬だから滑らなくて、すんごく結びにくいんです。お太鼓柄なんで柄出しにも気を使うし、、てなワケでなんか着付がイマイチ、、。

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一、傾城反魂香

はじめて観たニザ様の又平は純朴で優しい男でした。勘三郎のおとくが吃音の又平に代わって色々と世話を焼いているんだけど、彼女によりかかるというワケではなくお互いを大事に思い合う姿に、夫婦のあり方について考えさせられました。イラっとしても夫を怒鳴りつけたりしちゃダメなんだよな。

ニ、口上
演舞場に比べて人数も少なく、エライ人もいないのでカジュアルで温かい口上となりました。お約束とは言え襲名披露の口上ってのは、じ〜んとくるモノがあります。父が生涯をかける中村座での襲名というのは、歌舞伎座がない今、勘九郎にとっても勘三郎にとっても特別な意味があるのではないでしょうか。

三、御所五郎蔵
両花道から勘九郎と海老蔵が子分を引き連れて登場すると、さすがに劇場が華やぎますね。若くてほっそりとした二人が白と黒という対照的な衣装を付けた姿は、現代のファッション雑誌の表紙になってもおかしくないです。

まずは両花道にて黙阿弥らしい七五調の台詞の応酬がある訳ですが、まぁやはり軽さは否めませんでした。五郎蔵と土右衛門の実際の年齢を考えれば別にドッシリやる必要もないんだけど、しかしもう少し意地の張り合いに火花を散らして欲しいよな。特に海老蔵はただ台詞を追いかけるだけで精一杯といった感じで可も無く不可も無く目立たない感じ。

一方の勘九郎ですが、白地に墨絵の着物をタイトに着付けた姿が実に粋で、もっさりした土右衛門のファッションと対照的。「お侍はダサイのよ」と友人valさん弁。勘九郎の背中から首にかけてのラインにちょっとニザ様を感じたのは、何かニザ様が影響を与えたのか?口上で勘三郎が「松嶋屋のお兄さんには五郎蔵を教えて頂き。。」てな事を言ってましたが。ニザ様のあのラインの色気はハンパない。是非若い人に受け継いで欲しいものです。

五郎蔵というのは女房に女郎をやらせ、自分ではろくに稼げないのに威張ってるという自分勝手な男なんですが、そこの所は勘九郎の真面目で優しい人柄が出てしまって、ちょっと違う感じではありました。しかし、それはそれで良いのだと思います。下手に小手先の技でごまかそうとはせず、真っ向から取り組んで自分を晒している勘九郎という役者に感動しましたもん。

特に愛想尽かしで怒りに震える雷のような姿の色気と美しさと言ったら!!惚れました、ワタクシ。勘九郎は今回の襲名披露公演でどんどん良くなってます。

四、元禄花見踊
色んな年代、色んなサイズの子役が出て来てサーカスみたいでしたね。まぁ、最後が踊りというのは安心して帰れるので好きですけど。

さてさて、芝居の後はお約束の酒場放浪記。今回は友人のvalさんとブログ仲間のはつきさん、のの吉さんと一緒。浅草の夜は早いので、なかなか手頃な店がないんですよね。で、事前に教えてもらった田原町の「たぬき」という炉端焼きへ行く事にしました。

途中浅草寺を抜けたんですけど、そしたらピカピカにライトアップされててビックリ!こちらでも記念撮影。

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結構歩いたけど、その甲斐あって「たぬき」は凄くいい感じの店でした!柔らかモノの着物には合わないけどね。今時しゃもじで料理が出てくるっていう昔なつかし炉端焼きってないよ。

料理もお酒も安くて美味しかったし、こういうお店では一見には怖かったりする店員さんも凄く優しくて親切!時間がなかったのが残念〜。今度この店めざして来よう。

tanuki-cd4b0.jpg

いやしかし、芝居の後にお酒を飲みながら歌舞伎好き同士ワイワイ芝居の話をするのって本当に楽しい。歌舞伎好きでよかったとしみじみ思った夜でした。





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